軽バンを購入しようかと思って調べ始めたとき、なぜか何度も目に入ってくる車にエブリイがあると思います。
5代目エブリイDA64V/Wの販売期間は、2005年(平成17年8月)から2015年(平成27年2月)までの約9年半。すでに生産終了から長い年月が経っていますが、中古車サイトを見ても人気は健在。車中泊好きやキャンパー、DIY好きから今もなお愛され続けています。
私も購入前は頻繁に街中で見かけていたこともあり、「すごい人気だなぁ」とは思っていました。そして実際に所有してみると、その理由が少しずつ分かってきました。
今回は、エブリイDA64Vに乗って感じた魅力と、購入前に知っておきたい弱点について書いてみようと思います。
じわじわとひろがる魅力の数々
正直に言うと、購入前は特別な車だとは思っていませんでした。見た目は商用車ですし、豪華な装備があるわけでもありません。
ところが調べてるうちにまず「荷室の広さ」の評価を頻繁に目にしているうちに、じわじわと車中泊をするには必要条件のひとつになりました。そして実車の荷室を見た瞬間になるほどと確信に変わりました。

「ここに棚を付けたら面白そうだな」
「ベッドを作ったら快適に寝られそうだ」
「キャンプ道具を積みっぱなしにできるかもしれない」
まるで何も描かれていない大きなキャンバスを渡されたようにイメージがひろがりました。
完成された車ではなく、自分好みに手を加え、育てていく車。エブリイの魅力はそこにあるような気がしています。
車中泊との相性がとにかく良い
エブリイを検討している人の多くは、きっと車中泊にも興味があると思います。実際、この車は車中泊向きでいろいろ便利に使えるポイントが多くあります。

後席を倒した荷室は軽自動車とは思えないほど広く、少し工夫するだけで大人が十分に寝られるスペースを確保できます。
車中泊仕様を作ろうと思ったときも、自由度は高いと思います。例えばベッドキットを購入してもいいですし、イレクターパイプや木材を使ってDIYしても楽しい。
休日になるとホームセンターをうろうろしながら、「次はどこを改造しようかな」と考えている時間まで含めて楽しめる車です。むしろDIY好きな人にとっては、その時間こそが醍醐味かもしれません。
DIY好きにはたまらない一台
エブリイを一言で表すなら「いじりやすい車」です。内装はシンプルですし、余計なものが少ないので加工もしやすい。
床を張り替えたり、収納を作ったり、天井にネットを張ったり。少しずつ手を加えるたびに、自分だけの秘密基地のようになっていきます。
もちろんうまくいかないことも。寸法を間違えて木材を切ってしまったり、思ったより重くなって作り直したりもあります。

でも、その失敗談さえ後から振り返ると良い思い出になります。高級車では味わえない楽しさが、この車にはあります。
維持費の安さも見逃せない
趣味の車というとお金がかかるイメージがありますが、エブリイは比較的お財布に優しい車です。税金や保険料は軽自動車なので負担が少なく、消耗品も比較的安価です。
税金については、例えば4ナンバーのバン(DA64V)と、5ナンバーのワゴン(DA64W)を比較した場合、毎年の自動車税や車検時に支払う重量税に大きな差が生まれます。
| 項目 | バン(DA64V / 4ナンバー) | ワゴン(DA64W / 5ナンバー) |
| 軽自動車税(年額) | 5,000円(自家用) | 10,800円 |
| 主なメリット | 税金が圧倒的に安い | 初回車検も2年間有効 |
コストパフォーマンスが高いバン(DA64V)では、税金をグッと抑えられる分、浮いたお金をカスタム費用や旅の燃料代に回せるのが嬉しいポイントですね。
中古部品も豊富なので、自分でメンテナンスできる人なら維持費をかなり抑えられます。オイル交換やプラグ交換などを少しずつ覚えていくと、車への愛着も増していきます。気付けば休日の過ごし方まで変わっているかもしれません。
もちろん弱点もある
ここまで褒めてきましたが、良いことばかりではありません。エブリイDA64Vはすでに年式の古い車です。どんなに状態が良くても、経年劣化とは無縁ではいられません。
購入時に気を付けたいのはエアコンです。夏場に効きが弱かったり異音がしたりする車両は、あとで修理費がかかることがあります。また、足回りのヘタりも年式相応に出てきます。

試乗できるなら、段差を越えたときの異音やフラつきがないか確認しておくと安心です。そして管理の履歴も重要です。前オーナーがどれだけ大切に扱っていたかによって、車の状態は大きく変わります。
中古車選びは「年式」よりも「今までどう扱われてきたか」が大切だと感じます。
商用車らしさは残っている
最近の軽自動車に慣れていると、最初は少し驚くかもしれません。ロードノイズはそれなりに聞こえます、高速道路では風の影響も受けます。乗り心地だけを比較すれば、最新の軽ワゴンには敵わないと思います。
でも不思議なことに、それが嫌にならないんです。むしろ、
「今日はどこまで走ろうか」
「次はどんなカスタムをしようか」
そんなことを考えながら運転していると、多少の不便さも含めて愛着に変わっていきます。
だから今でも人気なのだと思う
エブリイDA64Vは決して完璧な車ではないかもしれません。静音性、速さ、最新装備が付いているわけでもありません。それでも多くの人に愛され続けている理由は、自分だけの一台を作れるからだと思います。
車中泊仕様にするのも自由。
キャンプ仕様にするのも自由。
仕事車として使うのも自由。
使い方に正解がありません。オーナーの数だけ完成形がある車です。だからこそ、今でも多くの人がエブリイに魅了されているのでしょう。
もしこれから購入を検討しているなら、ぜひ状態の良い一台を探してみてください。そして手に入れたら、少しずつ自分色に染めてみてください。きっと気付けば、ただの移動手段ではなく、休日をもっと楽しくしてくれる相棒になっていると思います。

よろしければ、「エブリイのあるある」や「こんなDIYしてみた」「自分はわかっている良いところ」など、自由にコメント欄にて聞かせてもらえると嬉しいです。ほのぼのできるようなお話に、皆さんのカーライフがさらに楽しく、さらに充実しますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。

