こんにちは、モフェです。先日、相棒のエブリイに乗って「ユーザー車検」を受けに軽自動車検協会に行ってきました。
自分で車検を通すと、愛車への愛着がさらに深まりますし、何よりお財布に優しいのが最高ですよね。今回で3回目のユーザー車検で、チェックなど事前に準備はしましたが、旧車ということもあってやっぱり行く前は少し心配してしまいますね。
前回の記事で最低限おさえておきたいチェック内容をお話しているので、よかったらご覧ください。
今回は「ユーザー車検ってお店に頼むより安いっていうけど、素人が行っても大丈夫?」 「車中泊仕様にしてるけど、荷物はどうすればいい?」
そんな疑問や不安を抱えている方に向けて、実際にかかった費用の内訳から、まさかのヘッドライト不合格からの大逆転劇、そしてエブリイ乗りに大ニュースな「ワゴンシート流用」の裏話まで、リアルな体験談をたっぷりお届けします。
意外とカンタン♪ ユーザー車検を受ける手順・当日の流れ
「自分で検査するなんて、具体的にどうすればいいの?」という方のために、今回私が実際に体験した当日の大まかな流れをステップ形式で解説します。
ステップ1:ネットで事前予約(前日の夕方でも間に合った♪)
軽自動車のユーザー車検は、「軽自動車検査協会」の公式サイトからネット予約をします。その際は車両番号などがわかる車検証を用意しておきます。
はじめての場合は、アカウントを登録してログインします。

今回は「前日の夕方」にサイトをチェックしたのですが、運よく空きがあり、滑り込みで翌日の予約を取ることができました。例えば、当日体調が悪くて行けなくなっても検査予定時間30分後までなら予定変更が可能なので、予約しやすくてとても助かります。
予約ができたら、予約番号を控えておきます。
ステップ2:当日は受付と書類の手続きから
予約した日時に軽自動車検査協会へ到着したら、まずは受付へ。必要な書類
- 車検証
- 自賠責保険証
- 点検記録簿(未提出でも可ですが提出を推奨。)
を提出し、自賠責保険料や検査手数料、重量税などの支払いを済ませて手続きを行います。点検記録簿を未提出の場合は、車検証に「記録簿なし」、シールに「法定点検未実施」と記載。車検後に法定点検を実施し、記録簿を自分で保管する必要があります。

ステップ3:いざ、車に乗って検査コースへ♪
手続きが終わったら、いよいよエブリイに乗って検査を行う「コース」へと車を進めます。コース内では検査官の指示に従いながら、ライトの点灯やブレーキ、スピードメーターなどの検査を順番に受けていきます。
ステップ4:合格したら、再び受付で車検証の受け取り
無事にすべての検査が完了したら、車を停めて再び受付の窓口へ戻ります。ここで新しい車検情報が登録された車検証と、フロントガラスに貼るシール(検査標章)を受け取って終了という流れです。
今回のユーザー車検で気づいたこと
それでは、車検の様子を具体的にお話します。まず到着後に受付へ行きました。書類の記入や支払いなど、親切に対応してもらった後、エブリイに乗り込み検査のコースに進みました。今回で3回目のユーザー車検。だいぶ慣れてきたつもりでしたが、新しく気づかされたポイントが2つあったのでお話しておきます。

① 車中泊仕様は要注意?荷室の荷物は「ほぼゼロ」が基本!
ひとつめの検査工程では、ライトの点灯、ワイパー、ウインドウォッシャー、クラクションなどを確認した後、車内の細かな確認をします。
車中泊仕様にしていると、とにかく荷物が多くなるので、今回もかなり頑張って荷物を減らし、本当に軽いものだけを残して挑んだつもりでした。
しかし、検査官から「次回からは荷物は下ろしてきてくださいね」とチクリ。以前はそこまで言われなかったのですが、軽バン(4ナンバー貨物)は積載状態での重量バランスなども関係するため、原則「空っぽ」が基本です。
車中泊のベッドキットなどを組んでいる方は、車検前にどこまで下ろすべきか、事前の確認や片付けを徹底したほうが良さそうです。
② 不安なら迷わず「案内を希望する」
その後の検査に進む際、以前は聞かれなかった「案内は必要ですか?」と聞かれました。3回目とはいえ2年前と変わったこともあるかと思い「一応お願いします」と答えました。
すると次の検査で、排気ガスのチェック方法など、コース内で優しく丁寧に指導してくれました。
実は、その次の検査での「時速40キロまで加速してボタンを押す工程(スピードメーター検査)」が大の苦手で、毎回ギアチェンジのタイミングで頭が真っ白になってパニックになりかけるんです(原因、薄々わかってるんです:笑)。でも、検査官の方が本当に親切で、優しく見守って対応してくれました。
車検場の人って「不愛想で怖そう……」というイメージがあるかもしれませんが、実際はコースの人も受付の人も、本当に親切で優しい人ばかり。帰り道はいつも「ありがとうございました」と心が軽くなるような温かい気持ちになります。

ヘッドライト検査でNG!テスター屋さんにお世話になった話
そして今回の車検でNGを予想していた一番がヘッドライトの検査。最近、改定があってヘッドライト検査が厳しくなると聞いていて、不合格になる場合もあるかなと思っていました。そしたらやはり、「不合格(NG)」になってしまいました。
その後は、前輪や下回りの検査をして、最終的に検査官からお話をききました。ヘッドライトについては、右下に光の焦点がズレていることを丁寧に説明してくれました。近所のテスター屋さんで調整して、再度コースに並んでくださいとのことでした。

規制改定の直前!ハイビームで滑り込みセーフ
実ははじめてユーザー車検を受けた時もヘッドライト検査でNGをもらっていた経験があったので、すぐに車検場の近くにある「テスター屋さん(予備検査場)」へ駆け込みました。ここも3度目ですが、到着後、説明する間もなく、すぐに対応してくれました。
原因は、装着していたLEDバルブ。なんとロービームで照らした際、光の焦点(カットオフライン)が2つに分かれてて、ひとつにまとまらないようです。DA64Vに社外のLEDバルブを組んでいる方は結構多いと思いますが、これが車検では命取りになることがあります。
実は、ヘッドライトの車検基準は「ロービーム(すれ違い用前照灯)での計測」へと完全移行される規制改定が進んでいます。ですが、幸いにも今月はその改定の直前!テスター屋さんの職人さんが「まだハイビーム(走行用前照灯)での計測が間に合うから、そっちで光軸を揃えよう!」と機転を利かせて調整してくれたんです。
このプロの技のおかげで、2回目の検査で見事合格することができました。
テスター屋さんのプロから聞いた、エブリイのライト選びのアドバイス
調整中、テスター屋のお兄さんが超重要なアドバイスをくれました。
- 「LEDバルブは光が散りやすいから、車検を確実に通すならハロゲンのクリアタイプが一番無難だよ」
- 「ネットで売っている安いバルブは、光軸が出なくて車検落ちするケースが本当に多いから避けたほうがいい」
とのこと。次回の車検に向けて、私も次は安物を避けて、しっかりとしたハロゲンのクリアタイプ(ブルーなどのコーティングタイプはNG)を用意しようと心に決めました。
少し驚き♪ 今の車検は「前回の車検証」をそのまま使う!?
無事、再度のヘッドライト検査でOKをもらい、検査は全て完了したので、改めて受付へ行きました。今回、受付で「あれっ?」と思った意外なポイントがありました。それは、新しく紙の車検証が印刷されて渡されるのではなく、「前回の車検証をそのままお使いください」とのことでした。
今の軽自動車の車検証には「ICチップ」が埋め込まれています。手元の車検証の見た目はそのままですが、窓口でICチップ内のデータが最新(+2年先)に書き換えられているため、紙面を新しくしなくても全く問題ないのだそう。時代の進化を実感した瞬間でした。
もしどこかで車検証のコピーを提出する場面があったら、今回もらったもう一枚の書類、もしくはアプリで現在の車検証の情報を入手して対応可能だそうです。
今回のエブリイ(DA64V)ユーザー車検にかかった総費用
それでは、気になる「料金」の話を。まず今回、車検にかかったトータルの費用は……ざっくり3万円ちょっとでした。
お店にお願いすると基本料金や代行手数料などが上乗せされて5万〜7万円ほどかかることも多い軽自動車の車検ですが、ユーザー車検ならここまで抑えられます。
内訳はこんな感じです。
- 自賠責保険料(2年分)
- 重量税
- 車検手数料(検査印紙代など)
- テスター代(ヘッドライト調整手数料)
これらすべての法定費用を合わせて3万円台前半におさまりました。実は、今回ちょっとしたトラブルがあってテスター屋さんのお世話になったのですが、もしこれがなく「一発ストレート合格」できていれば、なんと総額2万円台で済んでいました。
事前に必要な書類と法定費用さえしっかり準備しておけば、これだけ維持費を浮かせられるのがユーザー車検の最大のメリットです。
【番外編】エブリイバン(DA64V)にワゴンシート流用は車検に通るのか?
今回のおまけ情報です。 エブリイバン(JOIN系を除く)の純正シートをエブリイワゴンのシートに交換したい」と考えているDIY派の方も多いはず。
そこで車検完了後、窓口の検査官の方に「2006年製のバン(DA64V)のシートを外して、2005年製のエブリイワゴンの純正シートに乗せ換える場合、車検の事前チェックなどで合否を確認してもらえるか?」を質問してきました。
結論:2,500円の手数料で「車検コース」として確認はしてくれる
窓口の回答としては、「車検手数料(2,500円)を支払って、実際の車検コース(検査)に通す形であれば、流用シートの確認・合否判定は行います」とのことでした。やはり、事前の無料相談窓口の口頭だけで「それならOKですよ!」と太鼓判を押してもらうのは難しい、ということです。
口頭で「合格」と言えない理由
検査官の方いわく、たとえ同じDA64型同士の「純正流用」であっても、年式やグレードの違いによる強度証明、またはシートレールとの適合証明などの書類の都合があるため、実際の現物や書類を見てコースで検査をしない限り、なんとも言えない(合格・不合格の明言はできない)というのが実態のようです。
ワゴンシート流用を考えている方は、車検コースに通す覚悟と、万が一に備えて純正シートを保管しておくなどの対策が必要になりそうですね。非常に勉強になりました。
まとめ:次回に向けたユーザー車検の「備え」
終わってみれば、総額3万円ちょっとという安さだけでなく、愛車の状態もよく分かり、検査場の皆さんの優しさにも触れられて大満足のユーザー車検でした。
定期点検をしっかり行い、必要書類と費用を揃えていけば、初心者でも絶対に検査官の皆さんが味方になってサポートしてくれます。「ハードルが高そう」と諦めてた方にもおすすめです。
ただ、今回の教訓として、ヘッドライトなどの予期せぬNGが出ると、バルブ交換や再検査で思った以上に「時間や日数」が必要になります。
次回の車検に向けては、
- 数ヶ月前からヘッドライトのバルブ変更などの情報収集をして備える
- 余裕を持って動けるよう、2ヶ月前からの車検日を予定しておく
これを徹底しようと思います。
ユーザー車検の受付の方や検査官の優しさに触れると、本当に「自分で通してよかった」って思います。車検場にもよると思いますが、事前に検査コースを見学もできるようになっています。皆さんもぜひ、安心・お得なユーザー車検にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

車検の日が近づいてくるにつれて、いろいろと気になることが頭をよぎりますが、ヘッドライトの規制改定やシート交換など、みなさんのエブリイの車検対策はどうされていますか?
「私も車中泊仕様なので、荷室の荷物を下ろすのが一番の重労働です。」「LEDバルブに変えようか迷っていましたが、次の車検まではハロゲンでいこうと決心がつきました。」「ワゴンシート流用、まさに今計画していました。参考になりました。」など、ぜひコメントで教えてください。
コメントにより、皆さんのカーライフがさらに充実すると嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。


