エブリイに乗り始めてから、できる整備は自分でやってみようと思っています。今回オイル交換に挑戦してみて、想像していたよりラクにできました。単純に、方法についての情報や知識がないことが壁になっていました。
今回は実際にエブリイDA64Vのオイル交換を行った時の様子と方法、必要な物、作業中に気付いたことをまとめてみます。
オイル交換をしようと思った理由
これまでエブリイのオイル交換は近所のお店にお願いしていました。待っているだけで終わるので楽ですし、自分で工具を揃える必要もありません。ただ最近は少し考え方が変わりました。
オイル交換のトータルの料金も以前より高くなりましたし、何より予約を取ること自体が少し負担に感じることが増えてきたんです。
体調や予定によっては、「今日は行こうと思っていたけどやめておこうかな」という日もあります。そんな時にふと思いました。「エブリイのオイル交換って、自分でできないのかな?」
調べてみると、難しいポイントがあるものの、そこを踏まえるとできそうな感じです。そこで今回、初めてDIYでオイル交換に挑戦してみました。結果から言うと「もっと早くやればよかった。」これが一番の感想です。
はじめのハードル
オイル交換を自分でやる前のハードルは実はたくさんありました。いくつかあげてみると、
- どのオイルが適しているか
- ジャッキアップなしでできるのか
- ドレンボルトのサイズや必要な工具は何か
- 排出した古いオイルは問題なく回収され、捨てられるのか
というところでした。
オイル交換前、第一の関門「オイル選び」
今回、自分でオイル交換をするにあたって、どのオイルを選べばいいのか。いろいろあることはわかっていたので、それなりに迷いました。
調べてみると、
- 鉱物油
- 部分合成油(鉱物油+化学合成油)
- 全合成油
など様々な種類があります。
鉱物油
鉱物油は価格が比較的安く、昔から使われているオイルです。街乗り中心で交換サイクルをしっかり守るのであれば十分実用的だと思います。
ただし高温時の性能や耐久性は合成油に比べるとやや劣ると言われています。
部分合成油
部分合成油は、鉱物油と化学合成油の中間的な存在です。価格と性能のバランスが良く、多くの軽自動車オーナーが選んでいる印象があります。
私も最初に調べた時は、このタイプが一番扱いやすそうだと感じました。
全合成油
全合成油は高温や低温での性能に優れ、エンジン保護性能も高いとされています。その分価格は高めです。長距離走行が多い方や、少しでもエンジンに良いものを使いたい方には魅力的な選択肢だと思います。
DA64Vの推奨粘度は5W-30
取扱説明書を確認すると、DA64Vでは5W-30が推奨されていました。私も最終的にはこの粘度のオイルを選びました。
オイル選びで迷ったら、まずはメーカー推奨粘度を選ぶのが安心だと思います。
実際に使ってみて思ったこと
正直なところ、街乗り中心の私にはオイルの種類による大きな違いまでは分かりませんでした。ただ、「自分で調べて選んだオイルを入れた」という満足感はかなりあります。
今後も交換を続けながら、自分のエブリイに合うオイルを探していこうと思っています。もしおすすめのオイルがあれば、ぜひコメントで教えてください。
用意したもの
今回準備したのはこちらです。
- エンジンオイル
- オイルフィルター(エレメント)
- ドレンワッシャー
- オイル処理箱
- ラチェットレンチ
- オイルジョッキ
- ゴムハンマー
- マーカー(白)
- ウエス
- 手袋
工具に関しては、DIY整備の中では比較的始めやすい作業だと思います。

実際にオイル交換してみる
ドレンボルトを外す
今回オイル処理ポイパックに「エンジンが冷えた状態で作業するように」と書いてあったので、エンジンは暖機しませんでした。
早速、助手席を持ち上げてオイル注入口のキャップを空気が入るくらいにゆるめておきます。
次に、ドレンボルトの場所を確認。少し分かりにくかったのですが、運転席下あたりから顔と腕を入れると、ドレンボルトは、比較的に近いところにあります。

ボルトを緩める前に、おおよそ同じ締め位置に戻せるように、マーカーで印をつけておきます。それからラチェットレンチ17mmを使用してドレンボルトを緩めます(14mmという情報も多いので要確認です)。
ボルトを緩めるのですが、予想していたとおり寝そべっての姿勢で全く力が入りません。そこでゴムハンマーでラチェットレンチの柄を緩める方向に、加減しながら叩いてドレンボルトを緩めます。

コツは軸になるところと、柄がグラつかないよう手で押さえつつ叩きます。ボルトが緩んだらあとは、廃油パックをセットしてから手でボルトを回して古いオイルを抜きました。
ボルトを外した瞬間に勢いよくオイルが出てくるので、処理箱の位置はしっかり合わせておいた方が安心です。
オイルがポタポタ垂れてくるのが、収まってきたら新しいドレンワッシャーに交換して、先ほどの逆にゴムハンマーで叩きながらドレンボルトを締めます。締め終わったら、まわりも含めてウエスで拭き取ります。パーツクリーナーをかけてもよいとの情報が多いです。
抜いたオイルを見て思ったこと
排出されたオイルは予想以上に黒くなっていて、4リットル用の廃棄パックがいっぱいに。普段はなかなか見る機会がありませんが、実際に交換してみるとエンジン内部で頑張ってくれていることがよく分かります。
こういう部分を見ると、定期的な交換の大切さを実感します。
フィルター交換方法
次にオイルフィルターを交換します。助手席側のやや前方よりの奥の方にフィルターがあります。思っていたより奥にあり、それなりに肩や顔を車体下に入れての作業になります。
オイルフィルターレンチは直径65mmのものを購入。63mm、64mmの情報もあるので要確認です。どのサイズもやり方次第でフィルターをかんでしまうようです。ドレンボルトのときと同様にゴムハンマーを使用して緩めますが、65mmも案の定フィルターをかんでしまって抜けなくなりました。
フィルターが車体についた状態で、最終的にラチェットレンチの柄を閉まる方向に強く叩いてフィルターレンチをフィルターから外すことができました。その後は廃油パックを下に構えて、手でフィルターを外しました。

次に「アストロプロダクツのオイルフィルター A-328」を取り付けます。65mmのよい点は、サイズ的に少し余裕があるので、フィルターレンチの間にウエスを半分だけ挟んで、外れやすい状態にしてフィルターを取り付けました。
新しいフィルターのゴムパッキン部に少量のオイルを薄く塗り、手で絞めて軽くキュッとした状態からフィルターレンチを使用して3/4回分締めました。フィルターレンチ外れてくれました。
新しいオイルを入れる
次に新しいオイル「エンジンオイル Mobil Super1000 5w-30 SP GF-6A 3L」を入れます。フィルター交換したので約3リットル分入れます。フィルター交換なしの場合は2.8リットルだそうですが、どちらの場合も一旦少なめに入れて、確認しながら足りない分を入れます。

その際に、バイクのオイル交換時に使っていたオイルジョッキ1リットルが、ちょうど助手席のオイルタンク上部に収まって、意外に注ぎやすかったです。回数は3回になるのですが、収納にもスペースをとらなくておすすめのオイルジョッキです。
次にエンジンを始動してオイルを行きわたらせてから、ゲージでオイル量を確認します。オイル漏れも確認して、結果的に今回、3リットルちょうど入れてオイル交換作業は完了しました。
オイル交換後の変化
交換後に走ってみると、気持ちの問題かもしれませんがエンジンの回転が少し軽くなったように感じました。もちろん劇的な変化ではありません。
ただ、「新しいオイルが入っている」という安心感はかなり大きいです。古い車ほど、こうした基本的なメンテナンスが大切なのだと思います。
そして、はじめのハードルのひとつだった廃油の廃棄は、有料の可燃ごみ袋に入れて無事、処分できました。地域自治体によって処分の可否については異なるので事前にご確認ください。
DIYオイル交換は本当に安いの?
今回の費用(工具も含む)
今回、自分でオイル交換をする理由のひとつに費用の節約がありました。実際にかかった金額(現在価格)を計算してみると、
- オイル:約3,100円
- オイルフィルター:約600円
- ドレンワッシャー:約100円
- 廃油処理箱:約300円
- フィルターレンチ:約1,000円
合計すると約5,000円ほどでした。
正直なところ、「劇的に安い!」という感じではありません。むしろお店で交換してもらう場合と大きな差はなかったと思います。
交換の時間
時間については初めてということで、「外れない」場面などがあって、正直時間はかかりましたが、次に交換するときは、以前の「お店に向かい、帰ってくる時間」…1時間半は目指せると思いますし、ポタポタ排出する時間を除くと、30分で…40分でできると思います。
それでもDIYに満足している理由
ただ、今回やってみて感じたのは金額以上のメリットでした。まずフィルターレンチなどの工具は次回以降も使えます。つまり今回だけの出費です。
次回からはオイル代やフィルター代だけになるので、費用はもう少し抑えられそうです。

また、自分でオイルを選べるのも意外と楽しい部分でした。ホームセンターやカー用品店の売り場を見ていると、本当にたくさんの種類があります。
どれを選ぼうか悩む時間も含めて、エブリイとの付き合い方のひとつだと感じました。そして何より大きかったのは愛着です。
今まではお願いして終わりだったオイル交換も、自分でやると車への見方が少し変わります。下回りの状態を確認したり、オイルの汚れ具合を見たり。自分で手を掛けた分だけ、エブリイへの愛着も増した気がします。
今回のDIYオイル交換は節約というより、一番大きかったのは「次のオイル交換のハードルがなくなったこと」「これからも自分で維持していける自信を得た」そんな経験だったと思います。
自分でやってみての収穫は「次のオイル交換が楽しみになったこと」
実は以前は、オイル交換を先延ばしにしてしまうことがありました。交換した方が良いのは分かっています。でも、お店に予約して、予定を合わせて…。そんなことを考えているうちに、気付けば交換時期を過ぎてしまうこともありました。
だから今回、自分で交換できたことは想像以上に大きな経験でした。やり方も分かりましたし、必要な工具も揃いました。次回からは天気の良い休日に、「今日はオイル交換しようかな」くらいの気持ちで取り掛かれそうです。
費用面ももちろんありますが、それ以上に気持ちが楽になったことが大きな収穫でした。エブリイを長く乗っていくためにも、これからは適切なタイミングで交換していきたいと思います。
どのくらいの頻度で交換していますか?
今回のオイル交換は整備の第一歩としてちょうど良い作業でした。難しい技術は必要ありませんし、自分の車の状態を見るきっかけにもなります。作業中に下回りのサビやオイル漏れの有無も確認できます。
エブリイDA64Vは年式的にもメンテナンスが重要になってくる時期です。これからも自分でできる部分は少しずつ整備しながら長く乗っていきたいと思います。
交換目安としての走行距離や期間は、乗り方によっても変わると思います。オイルの種類も人によって考え方が違うと思います。エブリイDA64系オーナーの皆さんはどんなオイルを使っていますか?もし、おすすめがあればぜひコメントで教えてください。皆さんの参考になると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

